レプトスピラ症の発生について【保健予防課】

令和6年10月から11月にかけて、レプトスピラ症の患者の届出が2件ありました。それぞれ、川の水を飲んだこと、足に傷がある状態で川やため池といった淡水に入ったことが原因と推定されています。

【レプトスピラ症とは】
レプトスピラ症は、細菌による人獣共通感染症です。
この病気の原因となるレプトスピラ菌は、保菌している哺乳動物の尿中に存在します。人はこの尿や尿に汚染された水(淡水)、土壌に触れたり、汚染された水を飲んだりすることで感染します。
なお、イヌのレプトスピラ症発生届は、例年県内で数例報告されています。

【症状】
約5~14日間の潜伏期間を経て、発熱、悪寒、筋肉痛、腹痛、目の充血といった症状が出ます。軽症型では風邪の様な症状で軽快しますが、重症型では、黄疸、出血、腎障害を伴うこともあります。

【感染機会】
・川や池といった淡水でのレジャー
・川の水や湧き水などの飲水
・農作業
・感染した動物の尿との接触

★気をつけてほしいこと★
擦り傷や切り傷がある場合は、川や池といった淡水での遊泳やレジャーを控えましょう。
川などでのレジャーや農作業などの際は、体に傷を作らないよう適切な服装を心がけましょう。
川の水や湧き水など、定期的な水質検査を実施されていない水は飲まないようにしましょう。
上記感染機会のあった後、疑わしい症状が出た場合は、医療機関を受診し感染機会があった旨を医師に伝えてください。