SFTSとマダニに咬まれないための予防について
近年、国内の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者数は、年間100例を超えています。
全国どこでもSFTSに感染する可能性があります。
SFTSウイルスをもつマダニに咬まれることで感染します。また、ウイルスに感染した犬や猫に咬まれたり、血液等に直接触れたりすることでも感染します。発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)が主症状で、致命率は約10~30%です。
現在、マダニの活動が活発な時期です。キャンプ、ハイキング、農作業など、山や草むらで活動するときは、長袖・長ズボンを着用し、サンダル等肌を露出する履き物は避けてください。マダニを見つけやすいように明るい色の服を着て、屋外活動後は入浴してください。ペットが持ち込んだダニに人が咬まれることもあるため、犬猫についても日頃からダニ予防を行い、外出後に室内に入れる際は、マダニが付いていないか確認しましょう。マダニに咬まれたときは無理に引き抜こうとせず、皮膚科等を受診してください。マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状があれば、医療機関を受診してください。